無事妊娠できたのはいいけれど、いつごろまでに何をどれだけ用意すればいいのかよくわからない。そんな不安を抱えていませんか。我が家では、妊娠後期ごろまで、そんなぼんやりとした不安をずっと抱えていました。
そこでこの記事では、我が家の「買っておいてよかった」「買っておけばよかった」「急ぐ必要はなかった」といった経験をもとに、大きく次の2つに分けて出産準備品をご紹介します。
- 産まれる前に用意しておきたい!
- 産まれた後でも十分間に合う!
生活スタイルによって用意すべき育児用品は変わるので、この記事の内容もあくまでひとつの参考として、ぜひご家庭で相談して出産準備をしてくださいね。
目次
出産準備品リスト
それでは早速、我が家で第一子をお迎えしたときの経験をもとに、出産準備品リストを紹介します。
産まれる前に用意しておきたい!リスト
まずは、最低限の出産準備を意識して選定した出産準備品から。
品名 | 商品画像 | ポイント |
---|---|---|
母子手帳ケース | ![]() | これのおかげで発達障害の妻も忘れ物せず健診に通えました。 |
マザーズバッグ | ![]() | 産前産後のお出かけ用品をまとめて入れられて便利です。 |
歩きやすい靴 | ![]() | 歩きやすい靴が1足あると安心感があります。 |
抱き枕兼授乳クッション | ![]() | 産前は抱き枕として、産後は授乳クッションとして使えます。 |
肌着セット | ![]() | 季節問わず、短肌着と長肌着のセットでなんとかなります。 |
おくるみ | ![]() | 1枚あるとお出かけや寝かしつけで活躍します。 |
ガーゼハンカチ | ![]() | 授乳や沐浴の際に重宝するガーゼハンカチやタオルです。 |
布団セット | ![]() | 掛け布団まで丸洗いできると楽。防水シーツには何度も助けられました。 |
ベビーバス | ![]() | シャワーで流したほうが楽なので、手桶や洗面器は要りません。 |
ベビーソープ | ![]() | こだわりはないですが、使った中で一番香りが好みでした。 |
ベビーローション | ![]() | 保湿のため、沐浴後に全身に塗りたくっています。 |
哺乳瓶 | ![]() | 乳首の形が絶妙で、乳頭混乱を起こしにくいそう。(助産師さん談) |
搾乳器 | ![]() | 哺乳瓶と同じメーカーを買っておくと安心です。 |
消毒器 | ![]() | 哺乳瓶や搾乳器を消毒するために必要です。 |
母乳パッド | ![]() | 母乳育児を目指す場合は大量に消費することになります。 |
ベビーシート | ![]() | 産後の奥さんと赤ちゃんを車で迎えに行くなら必須です。 |
鼻吸い器 | ![]() | 我が家では口で吸うタイプで十分機能しています。 |
産まれた後でも十分間に合う!リスト
続いて、産まれた後でも十分間に合うけど早めに買っておくと便利、というアイテムを紹介します。
品名 | 商品画像 | ポイント |
---|---|---|
電気ポット | ![]() | 調乳用に、温度調整のできる電気ポットがあると重宝します。 |
授乳ブラ | ![]() | 前開きの授乳ブラがあると便利です。 |
ベビーシート固定用ベース | ![]() | ベビーシートの着脱が簡単になります。 |
ベビーカー | ![]() | 生後2~3か月経ち、生活が安定してから選んだほうが失敗しません。 |
抱っこ紐 | ![]() | 新生児から使える抱っこ紐は少ないので、産前に用意する場合は注意。 |
体温計 | ![]() | 正確さで選ぶならわき検温。先端が柔らかいと測りやすいです。 |
爪切り | ![]() | 爪が伸びてきて、引っかかるようになってから選んでも間に合います。 |
今回のリストには、実際に我が家で購入して「これは買ってよかった」と思えたものを一例として掲載しています。しかし商品によって好みはわかれるので、購入前に時間の許す範囲で商品情報をチェックすることをおすすめします。
また、粉ミルクやおむつといった消耗品は産院で最低限もらえるのに加え、産院で使うものに合わせたほうがいい場合もあるので、今回のリストからはあえて省いています。
ちなみに我が家では、ふるさと納税をなんとか育児用品の出費に充てるために、将来的に無駄になりにくそうなおしりふきを大量に買いました。その後出産祝いでも大量にもらったものもあわせると、当面は買い足す必要がなさそうです。(スペースを取るのだけが難点ですが……)
産まれる前に用意しておきたい!リスト
それではここからは、出産準備品を用意しておいたほうが良い理由などについてひとつずつ解説していきます。
①母子手帳ケース

まず用意したいのが、診察券や保険証、母子手帳などといった入院時に必要なもの一式をまとめて入れられる母子手帳ケースです。
「産前しか使わないなら別に買わなくても……」と思われるかもしれませんが、実は産後のほうが母子手帳ケースに入れたいものは増えます。
赤ちゃんの健康保険証や診察券、予防接種の予診票や冊子などなど。母子手帳をはじめ、財布だけでは対応が難しいサイズの書類も多いため、事前に用意することをおすすめします。
②マザーズバッグ

お出かけ用品をまとめて入れられるマザーズバッグがひとつあると便利です。産後でも十分間に合いますが、妊婦健診や入院バッグとしても使えるものなので、早めに買っておいても問題なし。
我が家の場合、早めに買って慣れておいたおかげでお出かけに対する精神的なハードルが少し下がったようにも思います。
収納性についてはいろいろな意見があると思いますが、我が家はあまり遠出をしないのでさほど重視しませんでした。それで特に困ったこともありません。ある程度デザイン性で選んだほうが、子どもが大きくなってからも使えて結果的にコスパが良さそうです。
③歩きやすい靴
![[ニューバランス] スニーカー D ユニセックス ML373CT2の画像](https://ichikawapotato.com/wp-content/uploads/2022/03/61yESu6bL-1.png)
歩きやすいウォーキングシューズやスニーカーが1足あると便利です。産後のお出かけに重宝するのはもちろんですが、筆者は産前の足元がおぼつかない時期にこそ用意すべきだと感じました。
一般的に、妊娠初期は安静にすることが推奨されますが、妊娠中期のいわゆる安定期に入ってからは適度な運動が推奨されます。しかし、歩くのに適さない靴で外出するのは大変危険です。
通勤や通院、買い物などで外出するときも同様に、歩きやすい靴で外出することで、転倒による流産などのリスクと恐怖心をある程度抑えることができます。
④抱き枕兼授乳クッション

産前は横向き寝用の抱き枕として、産後は授乳クッションとして使えるマルチクッションです。これがあると、母乳を直接あげるときに体勢を維持しやすくなります。
産院で授乳の方法を習うので、そのときに使ったものと同じクッションを用意できると、自宅でも慣れた環境でできるのでベストです。
⑤肌着セット
![[スナップタイプ] 長袖新生児肌着6点セット アニマルズ オフホワイトの画像](https://ichikawapotato.com/wp-content/uploads/2022/03/315_204925700_8_sub8_l-1-1.png)
新生児の服は、短肌着と長肌着のセットが基本。夏生まれでも冬生まれでも、生後間も無くは外出の機会が少ないので、これさえあればなんとかなります。
毎日洗濯するならまずは1セット(3組)で様子を見ても良いでしょう。不安なら初めから2セットあると安心です。
⑥おくるみ

おくるみは、退院時など止むを得ず外出しなければいけない状況で頼りになります。
バギーオールなどの上着を買ってもいいのですが、すぐにサイズアウトしてしまうのでコスパはいまひとつ。
少なくとも、産前の出産準備品としてはおくるみが1枚あれば十分でしょう。
⑦ガーゼハンカチ

薄手のガーゼハンカチは沐浴布として使えるほか、授乳時の吐き戻し対策、よだれふきなどに重宝します。
本当によく使うので、毎日洗濯するご家庭でも10枚はほしいところです。
⑧布団セット

ベビーベッドより手軽な、ベビー布団セットです。
大人用の余った布団を赤ちゃん用にすればいいという意見もありますが、大きいと使い勝手が悪いうえに、オムツ替えの際などに汚れてかえって面倒です。
どんなに気を付けていても汚れるときは汚れるので、掛け布団まで丸洗いできるものを選びましょう。防水シーツには何度も助けられました。
⑨ベビーバス

ベビーバスはおまた部分のストッパーがあるかないかで使い勝手が変わります。両方試しましたが、ストッパーがあったほうが安心感がありました。
ただ、そのぶん少し窮屈になるので、赤ちゃんの大きさによっては体が洗いづらいかもしれません。
ちなみに洗い流すときはシャワーが楽なので、あわせて買った手桶や洗面器は使わなくなりました。
⑩ベビーソープ

ベビーソープはとくにこだわりはないですが、いくつか使った中で一番香りが好みでした。
ベビーシャンプーなどもありますが、我が家では特に使い分けていません。沐浴後の保湿を徹底しているおかげか、ひどい肌荒れもありません。
⑪ベビーローション

保湿のため、沐浴後にベビーローションを全身に塗りたくっています。
うちの子は冬生まれですが、クリームは使わずローションのみでなんとかなっています。
⑫哺乳瓶

哺乳瓶は産院で使っていたものを購入しました。
乳首の形が絶妙で、母乳育児の際に乳頭混乱を起こしにくいそうです。(助産師さん談)
⑬搾乳器

退院日に、その日から必要であることを知り、産院へ向かう道中で慌てて購入しました。
搾乳器に付属する哺乳瓶はサイズがいろいろあり迷うので、哺乳瓶と同じメーカーを買っておくと安心です。
⑭消毒器

哺乳瓶や搾乳器を消毒するため、消毒セットは奥さんの退院前に必要になります。
なお、母乳実感はレンジ消毒ができないので、あわせて購入する場合は消毒液も用意しておきましょう。
⑮母乳パッド

母乳の出方にもよりますが、直母を一切やらない、とかでない限りは使うものなので、母乳パッドは早めに用意しておいて損はないと思います。
ただ我が家の場合、産院である程度もらえたので、結果的に産後の購入でも十分間に合いました。
⑯ベビーシート
産後の奥さんと赤ちゃんを車で迎えに行くならベビーシートは必須です。
赤ちゃんを車に乗せるときにベビーシートが必須、という発想がすっかり抜けていて、入院直前に慌てて選びました。
⑰鼻吸い器

これがないと、鼻水が原因で泣いているときに一切手出しできなくなるので早めにあったほうがいいです。
口で吸うタイプなら安価なので、迷うくらいなら買うのをおすすめします。
電動を勧める声も多いですが、我が家では口で吸うタイプで十分機能しています。
産まれた後でも十分間に合う!リスト
次に、産後1~2か月くらいの間には用意したいけれど、産まれてから用意すれば十分間に合う、というものを紹介します。
なかには、産まれてから選んだほうが都合がよいものもあるので、時間の許す範囲でよく確認しておきましょう。
⑱電気ポット

調乳用に、温度調節できる電気ポットがあると便利です。
我が家ではいままで使っていた電気ポットが古くなったのもあり買い替えました。お湯の出るウォーターサーバーがあれば、それで充分だと思います。
⑲授乳ブラ

前開きの授乳ブラです。
新生児期の授乳はただでさえストレス要因が多いので、前開きの授乳ブラをはじめ、授乳を楽にするグッズを用意して少しでも負担を減らしたいですね。
⑳ベビーシート固定用ベース

ベビーシートの着脱を簡単にする固定具です。これがあるかないかで、お出かけの手間がずいぶん変わります。
どんなベビーシートを選ぶかによっても変わるので、使ってみてから検討するといいでしょう。
㉑ベビーカー

ベビーカーは、産後に落ち着いて選ぶ余裕があまりないので、早めに買っておいても良いでしょう。
ただ本格的に使うのは少し経ってからなので、優先度は低め。もちろんあれば便利です。
㉒抱っこ紐

新生児に使える抱っこ紐は少ないので、産前に買おうとしている場合は要注意。
抱っこ紐もあると便利ですが、本格的に活躍するのは首が座ってからになるので、急いで買う必要はありません。
㉓体温計

正確さで選ぶならわき検温の体温計がおすすめです。
非接触方に比べると測定しづらいので、先端が柔らかく測りやすいものを選びましょう。
㉔爪切り

最初は刃先が短いものを使っていたのですが、切りづらいため買い替えることに。
店頭でこのタイプの爪切りは見かけなかったので、最初から通販で買えばよかったと後悔しました。
おまけ:妊娠中にやっておきたいリスト
おまけで、「これはやっておいてよかった」「やっておけばよかった」と思うことをご紹介します。
まず、近隣の育児用品店や、スーパーにおいてある育児用品のラインナップをチェックしておきましょう。我が家では哺乳瓶の乳首が急ぎで必要になったことがあり、慌てて近所のスーパーやドラッグストアを何店舗か回りました。買い物に時間をかける余裕はないので、事前に「どこに何があるか」を調べておけると楽になります。
また、参考になる資料、できれば体系的にまとまった書籍に1冊でもいいので目を通しておきたいところです。妊娠中は、自身が思うよりホルモンバランスの変化などによって精神が乱れやすいので、SNSやWEBの情報・意見だけを鵜呑みにするのは避けましょう。本も、父親が先に目を通しておけるとベストです。
おわりに:出産準備はパパがしよう
ここまでお読みくださりありがとうございます。最後に、出産準備はパパが率先してやることを提案したいです。
巷では「出産準備は妊娠後期に入る28週ごろまでに完了しておくと安心」という話がありますが、その時期にパートナーが元気でいられるとは限りません。妊娠中は心身ともに疲弊します。たとえ経過が順調だったとしても、週数を重ねれば重ねるほど不安は増大して焦るので、冷静に準備を済ませるのは難しいでしょう。
最近では通販を利用して比較的手軽に出産準備が可能になりましたが、それでも負担になることに変わりはありません。
そんなとき父親ができることは、可能な限り母体の負担を軽減することではないでしょうか。そして、そのひとつが出産準備です。
出産準備を通して育児用品について詳しくなっておけば、授乳や沐浴などさまざまな場面で役立ちますよ。
コメントを残す