話をうまく伝えるための4ステップ

「思っていることを言葉にできない」
「うまく言葉がでてこない」
「考えがまとまらない」
「話してるうちに分からなくなる」
「自分でも何が言いたいのか分からない」

この記事では、上記のような「人に話をうまく伝えられない」という苦手意識やコンプレックスを抱える方へ向けて、人に話をうまく伝えるための4ステップをご紹介します。

ひとつでも当てはまる方は、ぜひチェックしてみてください。

話がうまく伝わらない人にありがちな誤解

まず初めに、話がうまく伝わらない人にありがちな誤解を解くことから始めましょう。

「言葉が出ないのは語彙力や知識が足りないから」

言葉がうまく出ない原因を、「語彙力や知識が足りず表現の幅が足りないから」と説明されることもあると思いますが、今回はこのケースは考慮しません。

なぜなら、気持ちを伝えるために必要な言葉は最低限でよいからです。

日常生活で困らないレベルの日本語を習得している人であれば、基本的な語彙はすでに足りています。

たとえば英語などの外国語で考えたとき、中学生までに習った単語だけでもある程度表現できるはずです。問題は、ただ表現の仕方を知らないことにあります。

「考えがまとまらないのは考えが足りないから」

考えをまとめるために、「もっと悩めばなんとかなる」というのも大きな誤解です。

考える時間を増やせば考えがまとまるわけではありません。問題は出したアイデアのまとめ方を知らないことにあります。

むしろ、まとめ方を知らないままに考える時間を増やすと、どんどんアイデアだけが膨らみ収拾がつかなくなってしまいます。

ぐるぐる悩んでしまう人は、考えが足りないという幻想を捨ててできるだけ考える時間も短くできるように意識してみてください。

「うまく伝えられないのは伝え方が悪いから」

これもよくある誤解で、話がうまく伝わらないのは、決して伝え方が悪いせいではありません。

ではなぜ伝わらないかというと、まずひとつ考えられるのはその話がまとまっていないから。どんなに伝え方がうまくても、どんなにテクニックがある人でも、まとまっていない話を伝えることはできません。

そのためまずは、テクニックを考える前に話をまとめることが大切です。

またそれ以外にも話が伝わらない原因として、「周りがうるさくて聞き取りづらかった」といった環境的な要因や、「ところどころ言葉がわからず理解できなかった」という相手の知識量に起因している可能性なども十分ありえます。

「考えたことは1回ですべて伝えなくちゃいけない」

誰かとコミュニケーションをとるうえでもっとも重要なことは、そもそも考えたことが一度にすべて伝わることなどないと知ることです。

話をうまく伝えられないという人は、往々にして一度の会話にすべてを盛り込もうとしすぎている傾向にあります。

大切なのは、一度でなく何度も伝えようとする姿勢です。

そして何度も伝える余力を残すためにも、一回一回の会話における語彙・考える時間・テクニックはすべて最低限でいいのです。

話をうまく伝えるための4ステップ

ここからは、話をうまく伝えるための4ステップを具体的に解説していきます。コツは、考える順番を決めて、最終的にまとめるという意識を持つことです。

なおこの4ステップは、プレゼンや告白など、事前に準備する時間があるケースを想定しています。時間がない場合は、5W1Hに沿って「最低限の言葉」で伝えることだけでも意識すると伝わりやすくなりますよ。

①「誰に伝えるか」をイメージする

まずは誰に伝えるかをイメージしてください。

不特定多数に向けた話ほどうまくまとまらないものなので、例えばプレゼンなどで聴衆が決まっていない場合も、「誰かひとりに向けて話す様子をイメージ」してください。

このときイメージする光景は、克明なほど次が考えやすくなります。

そのときの服装は?時間帯は?場所はどこで、あなたはどんな表情で伝えようとしているでしょうか。

②「相手に何をしてほしいか」を明確にする

誰に伝えたいかをイメージしたら、次は「その人にどのように行動してほしいか」を明確にしてください。

何かを伝えるということは、相手に何らかのリアクションを求めるということです。そのため伝える内容よりもまず、「それを伝えたことによって相手に何をしてほしいのか」をイメージすることが大切です。

誰かにその話を伝えた後、どんなふうになることがイメージできますか?相手を笑わせたいのか、感動させたいのか、ゴールを設定すると結論が絞り込まれます。

意見を伝えて、分かってほしいのでしょうか。行先や日時を伝えて、来てほしいのでしょうか。エピソードを伝えて、共感してほしいのでしょうか。

③行先?日時?方法?「決めたいこと」を具体的にする

相手の何をしてほしいかがいまいち想像しづらい場合は、相手に直接的な行動をしてほしいわけではなく、何かを決めたいのかもしれません。

そんなときは、「何が決めたいか」を具体的にしましょう。

伝える内容ではなく、決める内容にフォーカスすることで、話をシンプルにすることができます。

④5W1Hに沿って「最低限の言葉」で伝える

ここまでのステップでなんとなく話がまとまっているかもしれませんが、最後にもうひとつ意識すべき重要なポイントがあります。

それは、5W1Hに沿ってできるだけ少なく短い言葉で伝えることです。

5W1H、つまり 「誰が?」 「いつ?」「どこで?」「何を?」「どのように?」の答えを用意し、それを端的な言葉で伝えるのです。

ここで気を利かせた言葉やたとえ話などを盛り込む必要はありません。とにかく短く伝えることを意識しましょう。

まとめ

改めて今回の内容を要約します。

まず、話をうまく伝えられないとお悩みの方は下記のような誤解がないか確認し、もしある方はぜひそのことを自覚してください。

  • 言葉が出ないのは語彙力や知識が足りないからではない
  • 考えがまとまらないのは思考時間が足りないからではない
  • うまく伝えられないのは伝え方が悪いからではない

そのうえで、次の手順を踏んで話を伝えられるように工夫しましょう。

  1. 「誰に伝えるか」をイメージする
  2. 「相手に何をしてほしいか」を明確にする
  3. 「決めたいこと」を具体的にする
  4. 5W1Hに沿って「最低限の言葉」で伝える

手順が多く初めは面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば手順を踏まずとも自然にこのステップに沿って考えられるようになるはずです。話し上手を目指してがんばりましょう!

2件のコメント

市川ぽてと様、以前より本サイトの内容を拝見しておりましたが初めてコメントさせていただきます。本サイトを知ったきっかけは、私の妻は元々喜怒哀楽の感情が表に出るタイプで、学生時代心理学を学んだ影響か、ここ数年、自らをHSP、ADHDの傾向があるという話をしており、そのことを調べている段階で本サイトを知ったためです。ただ、医師の診断を受けたのは10年ほど前に乳がんを罹患したきっかけで、感情のコントロールが難しくなり、同じ病院の精神科を受診した際に、うつ病(軽そう状態)と診断され、しばらく投薬治療を行っていました。減薬しつつ2年ほど前まで通院していましたが、父の介護も重なったことや、本人も体調が回復して主治医もよくなってきているという話で、最近は通院しておりません。通院とは関係なく、元々の性格もあってか、「困ったこと時に助けてくれることを期待して結婚したのに、いつも困ったときに助けてくれない」このような事象が発生すると烈火のごとく怒り始め、それを引きだす私に否があるのですが、言った、言わないの話になり取り付く島もないのが現状です。とはいえ妻はいろいろ私にアドバイスはしてくれますので、それを実施していると機嫌を損ねることは少ないか、大事になる前に終わるのですが、積年の鬱憤もあり、先日父の一周忌の時にふとしたひと言がきっかけで、怒り出した始末です。ひとえに私の不徳の致すところですが、本サイトの内容は参考になりますが、これを継続して、長続きさせる、ネガティブトリガーを引かないようにするコツなどあれば教えていただけませんか。長くなりましたが、お返事いただけると助かります。

hideki様
コメントありがとうございます。
今回のようにコメントをいただけると、コラム更新の励みになります。本当にありがとうございます。

さて、ご相談いただいた内容についてですが、ネガティブトリガーを引かないようにするコツでしたら、こちらの記事の内容が参考になるかもしれません。
妻の話の上手な聞き方

上記記事にすでに目を通されていて、より具体的で詳細な話をご覧になりたい場合は、こちらの本も参考になるかと思います。
妻の相談に乗ってはいけない 夫婦が仲良く/仲直りするためのコツ

私も、妻の話を聞くときに「まずは共感してほしい」と言われることがよくあります。これは個人の能力の問題だけでなく、いわゆる男性と女性の身体的・社会的違いに起因する要素も多いようです。どうか、ご自分ばかりが悪いなどと過剰な責任を感じずに、奥様とほどよい距離感で向き合ってみてはいかがでしょうか。

以上、少しでも参考になれば幸いです。

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市川ぽてと新米パパブロガー
新米パパブロガーの市川ぽてとです。普段は商品紹介系のメディアでライター・編集をやっています。第一子が生まれたのをきっかけに、育児用品を中心に良い商品を見極めるためのブログをはじめました。 本業で培った商品知識やリサーチスキル、比較検証のノウハウなどをもとに、売れ筋の商品を徹底調査して、本当におすすめできる商品を見極めていきます。 趣味は猫の鼻と肉球がピンク色になるまで遊ぶことです。