フリーランスになった当初、「どうやって1日のスケジュールを組み立てたらいいんだ……?」と疑問に思いながら試行錯誤した覚えがあります。
ブログを始めようにも、成功したブロガーさんの話はでてくるけど絶賛試行錯誤中のブロガーさんの話はほとんど出てこなかったり……。
そこで今回は、Webライター&編集として仕事をしながら毎日ブログを更新している私が、フリーランス夫婦の1日のスケジュールを紹介します。
ブログで1円も稼げない状態でどれくらい時間をかけているのか?どうやって毎日1記事更新する時間を捻出しているのか?などなど解説しますので、これからブログをやりたいという方やWebライターをされている方はぜひ参考にしてください。
フリーランス夫婦の主な仕事内容
私たちは、夫婦でフリーランスをやっています。
おのおのの主な仕事内容は次の通りです。
- 夫(私):ブログ(これ)更新・SEO記事執筆&編集など
- 妻:外国語ソースの翻訳記事・心理系記事執筆など
二人ともフリーライターが本業なので、場合によっては仕事をお互いに依頼し合ったりもします。
たとえばブログ記事は公開時に毎回妻が目を通してくれるので、私は執筆後の確認をほぼしていなかったり、といった具合です。
フリーランス夫婦の1日のスケジュール
さっそく私たち夫婦の1日のスケジュールをご紹介します。
おおまかなタイムスケジュールはこちらです。
- 01:00~07:00:起床
- 07:00~09:00:ブログ①
- 09:00~10:00:朝食(アニメ鑑賞)
- 10:00~13:00:ブログ②(もしくは本業)
- 13:00~15:00:散歩
- 15:00~18:30:本業①(ライティング&編集)
- 18:30~19:30:夕食(アニメ鑑賞)
- 19:30~21:00:アニメ鑑賞(もしくは本業②)
- 21:00~22:00:入浴
- 22:00~22:30:翌日のブログ構成
- 22:30~23:00:翌日のタスク整理
- 23:00~24:00:趣味の時間
それぞれ細かく見ていきましょう。
01:00~07:00:起床

起床はだいたい7時台に起きるようにしていて、8時を過ぎると「寝坊しちゃったなー」という感覚です。
睡眠時間はSleep Meisterというスマホアプリで記録していて、睡眠時間が足りているか、睡眠効率に極端な変動がないか、などをチェックしています。
ちなみに今日は、就寝が1:41の起床が6:45でした。
5時間くらいしか寝られてないのでだいぶ眠いです。
07:00~09:00:ブログ①

朝起きたら、体重測定など軽い日課を済ませてすぐにブログを書き始めます。
朝一でブログをやる理由は大きく分けて2つ。
①朝の冴えた頭でやったほうがはかどる
→「予想よりサクサク書けた!」という成功体験が積める
②習慣化のために「やって当たり前」の状況を作る
→強制的にブログを書かないと他のことができない状況にする
一つ目は、朝は頭が冴えていて作業効率が安定しやすいから。あえてつまづきがちなブログ作業を、作業がはかどる時間に差し込むようにしているんです。
ブログの構成は前日の夜にだいたい決めてあるので、朝の冴えた状態でなら、2時間で5,000字近い記事が書き切れることも珍しくありません。
「思ったより早く書けた」を繰り返すたびに、ブログを書くことそのものに対するハードルが下がっていくので、習慣化へ一歩近づきます。
二つ目は、とにかく逃げ場をなくすためです。
ブログを更新して当たり前の状況を作って、有無を言わさずやるようにしています。イメージとしては、「夜寝る前に歯を磨く」くらいの感覚で、「朝起きたらブログを書く」を習慣にしました。
ちなみにブログ運営はまだぜんぜんお金になっていないのですが、だからこそ朝いちばんのタスクとして差し込むことを心がけています。
大変な作業ほど後に回しがちですが、そういうタスクって疲れたときにはもっとやりたくなくなっているので。
習慣づけるためには、「ブログを書き終えないと本業(生活費を稼ぐ仕事)をやっちゃダメ」ぐらいのルールが個人的にはいい感じでした。
そうすると強制的に、ブログを書かないと生きていけないんです。これは書かざるを得ません。
09:00~10:00:朝食(アニメ鑑賞)

妻が9時ごろに朝食を用意してくれるので、二人でアニメやYouTubeを観ながら食べます。
YouTubeの場合は時間がまちまちなので適当ですが、アニメを観るときは基本2話観るので、だいたい40分くらいは朝食に時間をかけていると思います。
サラリーマンやっていたころには、朝食に40分もかけるなんて考えられませんでした。しかも、ご飯を食べながら見るものもニュースとかでなくアニメです。
でも今は逆に、この時間を仕事に差し替えてしまったらおしまいだな、と思うので、意地でも守るようにしています。
10:00~13:00:ブログ②(もしくは本業)

朝食を食べ終えたら、またブログ執筆を再開します。
朝のパートで大枠を書き終えているはずなので、ここから軽い編集と画像差込などをして公開作業までやることが多いですね。
朝食の前にブログ作業が終わっている場合は、ここで本業の記事制作や編集作業が入ることもあります。
いずれにせよ、朝の2時間と朝食後の3時間ぐらいは、かなり集中的に作業をする時間として毎日確保していますね。
13:00~15:00:散歩

13時~15時ぐらいまで作業をしてキリがよくなったタイミングで、運動不足予防のために散歩へ行きます。
散歩はがっつり2時間くらいかけて10kmほど歩きます。歩数は平均10,000歩以上です。
妻の体調がよければいっしょに行くこともありますが、散歩はだいたいひとりで行っています。
また打ち合わせなどで外出の予定があるときは、電車移動のときにあえて2~3駅離れたところから歩いて移動距離を稼ぐことも。
散歩中はVoicyを聞いていることが多いですが、集中できるときはブログの構成を考えたり、受注した記事の構成を考えることもあります。
あるいは、資料を読み込んだり取材音源を聞き込んだりなどなど。意外と移動中にやれることって多いんですよね。
ちなみにお昼ご飯はいつも食べていません。
普段からそこまで大食いじゃないのもあるんですが、遅めの朝食と早めの夕飯でバランス取れてしまっていて、お昼にお腹が空かないんです。

私の散歩中に妻はおやつを食べてるそうです。
15:00~18:30:本業①(ライティング&編集)

散歩を終えて帰ってきたら、ようやく腰を据えて本業に取り掛かります。
生活費を稼ぐ時間です。
指定されたキーワードで上位表示される記事を制作したり、ライターさんが制作した記事の編集をしたりなどなど。
作業自体はブログの執筆と大差ないですが、SlackやChatwork、メールでの連絡などもろもろもここに含みます。
あとは、ときどきいただくお問い合わせメールへの返信などもなるべくここで対応します。
18:30~19:30:夕食(アニメ鑑賞)

夕方18時~19時ぐらいにふたたび妻が夕食を用意してくれるので、二人でご飯です。
これまたYouTubeやアニメを観ながら食べます。
朝食と同様に、ゆっくり時間をかけて食べるように心がけている……というよりは、自然と遅くなる感じですね。
夕飯を食べるころには二人とも仕事をひと段落つけていることが多いので、これ以降はなるべく仕事モードにならないようにします。
19:30~21:00:アニメ鑑賞(もしくは本業②)

夕飯を食べ終えたら、余裕があればそのままアニメ鑑賞を続けます。
本業の進捗が芳しくなければ、いったん仕事に戻ってここから1時間半ほどさらに作業です。
この時間をアニメ鑑賞(休憩)にあてられるかどうかが境界線になっていて、ここで迷わずアニメを観続けられるときは精神的にもかなり安定しています。
一方、ここで余裕がない日は結構追い込まれている証拠で、夫婦間の会話がややぎくしゃくしたりします。。
21:00~22:00:入浴

21時過ぎには入浴します。
お風呂はなるべく湯につかることを心がけていて、入浴剤も毎日使ってたっぷり1時間は入浴するようにしています。
特に何もなければ、入浴も夫婦二人で済ませます。話をすることもありますが、大半はスマホや本を持ち込んでお互い自由に過ごす感じです。
入浴中にブログの構成を作ってしまうこともしばしば。
詳細はこちらをご覧ください。
22:00~22:30:翌日のブログ構成+noteの更新

お風呂を出たら、翌日のブログ構成を考えたり、ブログと同様に毎日更新を続けているnoteの執筆をします。
ブログの構成は、構成と言いつつこの段階で2,000~3,000字書くこともあります。
一方noteは多くて2,000字、少なければ500字程度のことも。
文字数だけで判断できるものではありませんが、ブログに比べるとnoteはかなりやっつけになってしまってる感があるのが自分でも気になっています……。
ちなみに、「そもそもブログの構成以前にネタはどうするのか?」というと、なんとなく思いついたものベースで検索ボリュームを確かめて、なんとなく設定しているといった具合です。
「なんとなく」にいろいろ詰まってはいるのですが、ツールに頼るよりも競合を参考にすることが多いですね。
SEO記事の作り方についての詳細は、下記をご覧ください。
>>【初心者向け】SEO記事を書く手順【テンプレ・使用ツールも解説】
22:30~23:00:翌日のタスク整理

noteの更新まで終えたら、翌日のタスクを整理します。
「明日やること」という箇条書きのリストを、夫婦で使っているSlackの「やることチャンネル」に投稿して、翌日これを基に「終わった番号のスタンプを押していく」という形でTodo管理しているんです。
あくまで個人用のリストですが、ひとり分のタスク管理には十分です。
他の方法は思いのほか慣れが必要だったので、自分にはこれくらいがちょうどいいなと思っています。

大事なことは、ここで決めた以外のことはやらないことです。
23:00~24:00:趣味の時間~就寝準備

翌日のタスクを整理し終えたら、ゲームやったりマンガ読んだりストレッチしたりします。
だいたい日付が変わるくらいまでは、あんまり頭使わずにまったりするようにしています。
しかしブログの構成が固まっていなかったり、本業の納期が近づいていたりすると、ここで作業をしてしまうこともしばしば……。
この時間に作業してしまうと高確率で翌朝の作業に響くので、できるだけやらなくて済む量の仕事しか受けないように心がけてはいます。
24:00~25:00:就寝

日付変わるころにベッドに入って、1時ごろ就寝します。
ベッドに入る時点で睡眠アプリを起動すれば、付け忘れの心配もありません。
「寝る直前にスマホは触らない方がいい」みたいな話をよく聞きますが、個人的にはこの話どこまで本当なのか懐疑的です。
かなり容赦なくスマホを触っていても、睡眠時間や睡眠効率に目に見えて響かないので。
ただ私の場合は、日中に結構しっかり運動してるので、体が疲れていて寝ようと思えば寝れるだけだったりするのかもしれません。
1日の内訳:労働は6時間前後

以上が私たち夫婦のタイムスケジュールでした。
1日のおおまかな内訳は下記の通りです。
- ブログ&noteの時間:5~7時間
- 働く時間:6時間前後
- 遊ぶ時間:4時間くらい(食事含む)
- 身体をいたわる時間:散歩2時間+入浴1時間
- 睡眠時間:6時間
サラリーマン時代から考えると明らかに働く時間が少ないですが、時給換算で1時間2,000円とすると、6時間で12,000円稼いでることになります。
1日1万円あれば……まあだいたいなんとかなるんじゃないでしょうか。
実際なんとかなっているので、あまり深く考えていません。(さすがにもうちょっと考えた方がいいかなと最近は思っています)
ちなみに現状で時給2,000円に満たないという方は、こちらを参考に単価の上げ方を考えてみるといいかもしれません。
タイトルは「文字単価」の話になっていますが、内容としてはライターが報酬を上げる全般に言及しています。
>>Webライターの文字単価の上げ方【生活を守る単価交渉術】
休日はどうしているの?

休日は基本的にありません。基本的にというか全くありません。
このスケジュールで、今のところ3ヵ月休みなしで働けています。(ブログはこの記事で95本目の更新でした)
1日あたりの仕事時間が6時間だったとしても、週で数えると6×7で42時間。
1日8時間労働で週5日働くサラリーマンより、1日6時間で休みなく働くフリーランスのほうが実は長く働いてたりします。
しかも気が向いたときしか働かないので、同じ時間数でも明らかにサラリーマン時代より生産性高くなっていて、そのことに対する自信や充足感が得られるのも大きいポイントです。
まとめ
以上、フリーランス夫婦の1日のスケジュールでした。
今回スケジュールをまとめてみて思ったのは、思ったよりも長時間働いているということと、思った以上に1日のタスクをルーチンワークにしていたということ。
フリーランスは大変な印象があるかもしれませんが、実際には受ける仕事を自分でコントロールできるので、非常にスケジュールを組み立てやすいです。
そして、ひとたび習慣化してしまえば頭を使う必要がなくなるので、ちょっと大変そうに見える作業量をこなすのも苦ではありません。
個人的に、フリーランスになってからのほうが圧倒的に健康的な生活をしていますし、精神も安定しています。
フリーランスに興味のある方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょう。
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